Kogielu’s blog

海外駐在中 マーケティング担当 

#46 リーダーシップとは

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仕事において、よくリーダーシップについて問われることが多い。実はこのリーダーシップ、概念としては誰しもが知るものであるが、具体的にどのような行動、あるいは資質なのかというのは実は言葉にするのは難しい。さながらワンピースのような航海に挑む船長を指し、「仲間を率い、物事を舵をきって進めていく」ことを想像する人は多いのではないだろうか。

船長のルフィについて考えてみると、弱気ものを助け、果敢に敵に挑み、勝利を導く姿はまさにヒーローであるが、それがリーダーシップなのかと言われると、一般社会で働き、過ごす我々としては中々応用するのは想像しがたい。

 

リーダーとはどのような振る舞いをするのか。

経営論、組織論で誰しもが知るドラッカーは著書マネジントの中でリーダーシップに関して、以下のように定義している。

 リーダシップとは、人のビジョンを高め、成果の水準を高め、通常の限界を超えて人格を高めることである。 P・F・ドラッカー 「マネジメント」

 またリーダーの行いとして、先ず示すこととして組織としての意義(ミッション)を述べている。

重要なのはカリスマ性ではない。リーダーが始めに行うべきは、自らの組織のミッションを考え抜き、定義することである。 P・F・ドラッカー 「非営利組織の経営」

これらを踏まえドラッガーは組織の中のリーダーを以下のように定義している。

リーダーとは目標を定め、優先順位を決め、基準を定めて、それを維持するものである。 P・F・ドラッカー 「未来企業」

 

リーダーとマネージャーの違いについて。

ここで、ドラッカーのリーダーシップ論に関して、リーダーとマネージャーの違いをはっきりと区別していないと主張し、その違いに言及したのが マーカスバッキンガムだ。彼の定義するリーダーとは未来を語り、人々を団結させることに集約されている。

優れたリーダーは、よりよい未来にむけて人々を一致団結させる。Marcus Buckingham: The one thing you need to know.. about great managiing, great leading, and sustained individual success

  • リーダーは未来を語る リーダーは未来に惹かれ、現状に満足することなくより良い未来に向かって人々を率いていく。けたはずれの自己確信や、ことさら強く要求せずにはいられない信念を持って楽観的に未来と語る。リーダーの出発点は自分が描く未来のイメージであり、このより良い未来こそ、リーダーが語り、考え、反芻し、計画し、練り上げるものである。このイメージが頭の中ではっきりとしているからこそ、周りの人を説得し、関心を向けることができ、そこにリーダーシップが存在している。
  • マネージャーは未来を語る必要はない それに対して、マネージャーは部下が出発点であり、部下の才能やスキル、知識や経験、目標と言ったものを鋭く観察し、彼らが成功できる将来計画をたてる。そこにマネージャー個人の確固とした未来は必ずしも必要ない。 

 

個人としてはこのマーカスバッキンガムの主張がしっくりとくる。人々をよりよいところに率いる際には未来が必要だ。その人が語る未来が人々にとって良いものとなったときに、人々が自発的に従っていく。その未来に関しては、絶対に訪れるものという自信が必要だ。例えば、大差で負けている試合で、逆転の目を信じてチームを鼓舞するキャプテン。必ずしも逆転のポイントを取る必要はない。大事なのは、未来を作り信じて、人々を鼓舞することであり、そこにリーダーシップが存在する。

スポーツでは当たり前だったことも、事業や会社だと忘れがちである。日々をルーティンと思わず、未来が不確定だからこそ、自由に描き、チームに語る。そんな日々の行いが組織を導くリーダーに繋がっていくのだと再確認しました。